Voice働く人の声


田中 伸弥さん

『鹿児島は自然が豊富。
移り住んでからキャンプに行くことが多くなりました』

Iターン
[長崎 → 福岡 → 鹿児島]
長崎出身の田中さんは卒業後、福岡の即席めんの会社に入社。もっと自分の経験を活かせる就職先を求め、現在の酒造会社へ入社、商品企画部で活躍をしている。都会とは違う不便さも感じながら、一方で地方の良さも実感しており、趣味のキャンプで鹿児島の自然を満喫している。コロナが落ち着いたらいっぱい飲みに行きたいのだとか。

現在の仕事内容は?

鹿児島県いちき串木野市にある焼酎の蔵元「濵田酒造」の商品戦略部で商品企画に携わっています。新商品やリニューアル商品を、どこをターゲットにどのようなコンセプトで市場に出すのか、パッケージやデザインはどうするのかなどの設定を考え販売につなげていきます。歴史ある会社ですが職場は若い人も多く、若手の意見も積極的に取り入れる社風であると感じています。上の方々も勉強されていて新しいことを取り入れようという空気があるので、会社の雰囲気的にも良く、自分自身も勉強できる環境だと思います。

なぜ鹿児島に就職をしようと思ったのですか?

もともとは福岡に本社がある即席めんの会社で商品企画を担当していました。自分の経験を有意義に活かせるような場所を求めて転職活動をしていた時に見つけたのが濵田酒造です。以前の会社では商品企画だけでなく広報などもやっていたのですが、濵田酒造ではそんな自分の経験が総合的に生かせる、やりたいことができると思えました。そんな自分の希望にマッチした転職先が、たまたま鹿児島の企業だったということになります。

仕事のやりがいは?

以前の会社では扱う商品の特性からサイズや価格帯などある程度決まった枠のなかで企画していました。しかし焼酎となると銘柄ごとに付加価値だったり単価も違いますし、瓶や容器もいろんなタイプ、素材があります。ラベルも材質が多彩で選択肢がとても幅広い。そのなかでいちばんいい選択や組み合わせを考えていくというのが、難しいところでもあるのですが楽しいとも思っています。

転職先や移住先の情報収集は?

転職先として濵田酒造を見つけたのは転職サイトでした。採用が決まり、住む場所を決めるにあたってはやはり現地を見なければ分からないことも多いので鹿児島に足を運んで検討しました。お酒を飲むのが好きなので、最初は県都である鹿児島市内で探すつもりでしたが、勤務先がいちき串木野市。鹿児島市内に住むと通勤が大変になってしまうので、勤務先と鹿児島市街地とのちょうどあいだのまちで、中心駅周辺も店舗などが充実している日置市で住まいを借りました。部屋探しの経験から言うと、土地柄による湿気のたまりやすさや、鉄筋か木造かなど建物の構造などもしっかりチェックしておくのは大事だと思います。

鹿児島の好きなところは?

鹿児島はおいしい食材が多い。食べることが好きなので特にそれを感じます。休日は気になる飲食店を開拓したりしていて、特に今気に入っているのが郡山(鹿児島市郊外)のカレー屋さんです。あと嬉しかったのが、小学生が横断歩道を渡ったあと止まっている車に対しておじぎをしてくれるんですよね。これは凄く嬉しかった。鹿児島に来て良かったと思えました。また、地元長崎と似て海と山が多いところには親近感を感じています。

これからやりたいことは?

鹿児島は自然が豊富。移り住んでからキャンプに行くことが多くなり、道具も増えてきているので、さらにいろんな場所でキャンプを楽しんでみたいですね。また、コロナが落ち着いたらいっぱい飲みに行きたいなと思っています。仕事面では、売れる商品を手掛けていきたい。いま「DAIYAME(だいやめ)」という商品が伸びているのですが、それに次ぐようなものを、自分が関わって世に出せたらと考えています。

UIJターンを希望している人へメッセージを

都会は何でも揃っていて、電車なども時刻表を見る必要もないくらい次々に来るので交通も便利。地方に来るとそういった面では不便さを感じるかもしれませんが、いいところもいっぱいあります。食事は旨いし、夜が静か、自然もいっぱいですし、子どもたちが純朴。優しい方が多いように感じます。

ある1日のスケジュール

07:30

朝のプロテイン

08:30

出社

09:00

ミーティング

10:00

企画会議

12:00

昼休憩・昼食

13:00

事務処理

15:00

協力会社とのミーティング

16:00

事務処理

19:00

帰宅

19:30

夕食